主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 1041-1049
短期航海を繰り返すコンテナ船の荷役効率化のためには、波浪予報値を参照してコンテナ積付をプランニングすることが有効である。そのためには、波浪予報値の不確実性を評価し、コンテナ船のコンテナ固縛装置の支配的荷重パラメータであるRoll角、Pitch角、Pitch角加速度を予測する必要がある。オフショア構造物の洋上施工の分野では、Natskar et al. (2015)が波浪予報の不確実性を評価し、Natskar and Moan (2021)が船体運動の長期予測する手法を提案している。これらの手法を用いて、コンテナ船が多く航行するアジア沿岸航路について波浪予報の不確実性を評価し、船体運動を長期予測した。Roll角についてはDNVの規則で定められる算式と近しい結果になった。