日本船舶海洋工学会講演会論文集
Online ISSN : 2424-1628
ISSN-L : 1880-6538
39
会議情報

2024A-GS14-5 状態空間モデル解析によるスペクトル推定法
松木 督子寺田 大介
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 1059-1063

詳細
抄録

本研究では状態空間モデル解析による不規則時系列の予測法の計算過程で得られるスペクトルに着目した.また,角周波数の分割方法としては梅田らによって提案された方法を応用した.提案する方法の妥当性を検証するために,水槽試験により得られた一方向不規則波の時系列のスペクトルを推定した.提案方法,FFT法,ARモデル解析法および設定したスペクトルとの比較の結果,以下のことが明らかになった.(1)3種類のスペクトル推定法の結果と設定したITTCのスペクトルの形状は若干異なるものの,各推定方法の結果は概ね同様な傾向を示す.(2)主ピーク周波数に関しては,提案方法とARモデル解析法はよく一致する.(3)提案方法は,隣り合う周波数間のスペクトルが滑らかになっていない.これに関しては,状態推定で得られた結果が一定値に収束していないことに起因する.(4)この改善策としては,システムモデルの改良および周波数分割数の増加などが考えられる.

著者関連情報
© 公益社団法人 日本船舶海洋工学会
前の記事 次の記事
feedback
Top