主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和6年 日本船舶海洋工学会 秋季講演会
回次: 39
開催地: Yokohama City Port Opening Memorial Hall
開催日: 2024/11/21 - 2024/11/22
p. 413-428
本研究は、2023年に発生した紅海のバブエルマンデブ海峡周辺でのフーシ派による商船攻撃と、パナマ運河のガトゥン湖の水位低下による通航制限という二つのディスラプションが、スエズ運河、パナマ運河、喜望峰といった主要なチョークポイントの輸送量とシェアに与えた影響を、地域別のODペアごとに分析した。SeaSearcherの寄港履歴データを用い、ディスラプション前後での通航量や輸送量シェアの変化を明らかにした。その結果、迂回による距離増加率とチョークポイントのシェア変化には統計的に有意な負の相関が見られ、特定の航路変更が確認された。これにより、チョークポイントの脆弱性評価や国際物流のリスク管理に重要な示唆を提供した。