主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 551-554
本研究では,海洋構造物付近の魚の動きをシミュレーションするため,魚の各個体の位置を変数とし,その時間変動をラグランジュ的に計算する個体ベースモデルを採用した.考慮する環境因子と移動モデルの関係を新たに定式化し,個体間の干渉を考慮するモデルを追加した.環境因子として水温と餌を考慮し,水温に関しては現在地の環境のみを感知する忌避型モデルを適用し,餌については,周囲の環境を感知する誘引型モデルを適用した.また個体間の干渉をモデルに追加するためにボイドモデルを適用した.仮想場におけるシミュレーションの結果,ボイドモデルによって必ずしも群れを形成しやすくなるとは限らず,個体間干渉の影響は誘引する構造物とランダムウォークが小さくなる場所の位置関係に大きく依存することが示唆された.