主催: 日本船舶海洋工学会
会議名: 令和7年 日本船舶海洋工学会 春季講演会
回次: 40
開催地: Ehime Prefectural Convention Hall
開催日: 2025/05/29 - 2025/05/30
p. 663-667
近年の鋼構造物における深刻な疲労問題を背景として,疲労亀裂を簡便かつ低コストで補修可能な技術開発が急務と言える.本報では,亀裂面腐食による疲労寿命延伸技術に着目して,疲労寿命延伸程度の主要な因子と考えられる応力比および疲労予亀裂長さを変化させた腐食疲労試験を実施し,得られる結果について考察を行った.その結果,正負の応力比および疲労予亀裂長さ条件に対する大幅な疲労寿命延伸効果を確認し,広範な荷重条件に対して適用可能であることを示した.次に,FRASTA法を援用した亀裂面の腐食生成物堆積量調査により,堆積量を定量評価するとともに,疲労寿命効果の大小との間に正の相関があることを確認した.