日本調理科学会誌
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サツマイモ飯とサツマイモ粥の年代別摂取状況の地域性とその背景
露久保 美夏石井 克枝
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2011 年 44 巻 2 号 p. 174-179

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抄録
サツマイモは昔から主食代替として,単品あるいは米と混炊してサツマイモ飯(以下,イモ飯)やサツマイモ粥(以下,イモ粥)として食されてきた。本研究ではイモ飯とイモ粥を食文化的視点から捉え,大正,昭和,平成の各年代における摂取状況を調査し,各年代や各地域の摂取状況の変容や特徴等について検討した。その結果,大正7年頃はイモ飯,イモ粥共に西日本での摂取が多く,昭和10年頃になると,イモ飯の摂取地域が大正期よりも北上して広がった一方,イモ粥の摂取地域は変わらず西日本に多いままであった。平成13年頃では,イモ飯が全国的に摂取されるようになったが,イモ粥は変わらず西日本での摂取に偏っていることがわかった。これらの理由として,イモ飯は,サツマイモの普及と利用の広まりと共にその摂取も広範囲に渡るようになったことが考えられた。その一方で,イモ粥は,粥食の習慣や人々が持つ粥に対する印象等が密接に関係していることが示唆された。
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© 2011 一般社団法人日本調理科学会
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