日本調理科学会誌
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女子大学生の自己評価による「食事づくり力」と調理技能との関連
駒場 千佳子武見 ゆかり松田 康子吉岡 有紀子長谷川 智子高増 雅子小西 史子
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2015 年 48 巻 2 号 p. 122-129

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抄録
 目的:「食事づくり力」質問紙は,女子大学生を対象にした4因子18項目の尺度である。「食事づくり力」と調理技能との妥当性を明らかにすることを目的とする。
 方法:対象は,栄養学を専攻する女子大学生(59名),その他の専攻の女子大学生(52名)とし,両専攻の対象者を,「食事づくり力」得点により3分位に分けた。調理技能得点として,切り方と献立調理の2種を用い,共分散分析により,群間差を検討した。
 結果:栄養学専攻学生では,調理技能得点は,「食事づくり力」得点と有意な関連(p=0.004)が認められ,「食事づくり力」の高い群は,低い群よりも,有意に調理技能得点が高かった。他専攻学生では,調理技能得点は,「食事づくり力」得点と有意な関連は認められなかった。
 まとめ:元々,栄養や食に関心が高い女子大学生の「食事づくり力」を捉える尺度として,調理技能からも妥当性を有することが示された。
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© 2015 一般社団法人日本調理科学会
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