日本調理科学会誌
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実態調査からみた関西地区の家庭における圧力鍋使用と煮物調理について
澤田 崇子池内 ますみ上中 登紀子奥田 展子志垣 瞳須谷 和子長尾 綾子花﨑 憲子升井 洋至三浦 さつき水野 千恵山下 英代山本 由美
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2018 年 51 巻 6 号 p. 351-358

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抄録

 2012年に関西地区における煮物調理の実態調査を,大学生・短期大学生および保育園・幼稚園児の家庭を対象にアンケート調査を実施し,これまでの調査結果と比較した。また,圧力鍋の利用実態についても同時に調査した。その結果,料理をする時の意識として,「手軽さ・時間」への意識が高くなり,「健康」への意識が低くなっていた。煮物を食べる頻度や作る頻度は減少傾向がみられ,買う頻度は大きく減少した。圧力鍋の所有者は全体の43.8%で,30歳以上では,30歳以上の合計の45%以上所有していた。煮物を食べる頻度,作る頻度は圧力鍋を所有する人の方が所有しない人より高かった。

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© 2018 一般社団法人日本調理科学会
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