本研究は,和紅茶(あうん),国内製造紅茶(日東),英国産紅茶(トワイニング)の3種類のアールグレイ紅茶を用いて,茶葉の抽出時間の機能性成分に及ぼす影響を追究したものである。一般的な紅茶の淹れ方として,茶葉 3 g,熱湯 250 mL,抽出時間3分を基準とした。抽出時間を3,5,7,10,15分とし,それぞれについて,テアフラビン類,カフェイン,SOD様活性について測定した。その結果,抽出時間10分でほぼ成分の浸出は完了することが明らかとなった。テアフラビン量は3分間抽出に比べて10分間抽出で約1.5倍増加した。カフェイン量,SOD活性も同様の傾向を示した。機能性を重視し,渋みを軽減したアールグレイ紅茶の飲み方として,10分間抽出後,牛乳または豆乳の添加によるミルク紅茶がふさわしいことが示唆された。