高βグルカン含有ビューファイバー大麦粉(搗精度60%)の配合比率を変化させ食パンの製パン性,嗜好性,物理的特性に及ぼす影響を検討した。製パン性は,大麦粉の配合比率の増加に伴い低下した。 25~65歳の26名のパネルによる官能評価では,嗜好性と食感の点から大麦20%パンは 小麦100%パンとほぼ同等の評価であった。大麦30%パンはやや官能評価結果が低い傾向にあったものの,パネリストの73%が日常食として受け入れた。一方大麦40%パンは,62%のパネリストから日常食に適さないと評価された。破断特性については,大麦粉の配合比率が高くなるにつれて,中間点エネルギーは高くなり,最大荷重および 弾性率は低下した。大麦30%,40%パンの荷重-ひずみ微分曲線においては,微分値が正負双方向に繰り返し変動し,特に大麦40%パンは大きな振幅を示した。これらの物理的特性が大麦40%パンの砕けやすい脆い食感をもたらしたと推察される。