日本調理科学会誌
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栄養士養成課程における食物アレルギーに関する調理実習による学生のコンピテンシー及び学習効果の変化
道家 梓内藤 宙大伊藤 勇貴和泉 秀彦
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2026 年 59 巻 3 号 p. 180-189

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抄録

 栄養士養成施設における食物アレルギー教育によるコンピテンシーと学習効果の変化を評価した。2023年4月から9月に栄養士養成施設(単施設)の学生を対象に,食物アレルギーに特化した調理実習を履修した群と履修しなかった群に分けてアンケート調査(4件法)とミニテストを行った。アンケートの項目は,コンピテンシーの測定項目(9項目),モデルコアカリキュラムの到達目標(5項目),調理実習の到達目標(4項目)とした。ミニテストは食物アレルギーの基礎知識を問う8問とした。調理実習期間後,両群においてコンピテンシーの測定項目は,有意な変化がみられなかった。一方で,モデルコアカリキュラム及び調理実習の到達目標,並びにミニテストの点数は有意に上昇した。調理実習の到達目標で「できる」と答えたにもかかわらず,それに対応する内容のミニテストの正解率はいずれも履修群の方が有意に高かった。このことから,非履修群は自己評価が高く,実際の知識の定着には調理実習が必要であると考えられた。

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