日本調理科学会誌
Online ISSN : 2186-5787
Print ISSN : 1341-1535
ISSN-L : 1341-1535
澱粉糊の諸特性に及ぼす呈味物質の影響(第1報)酸味調味料(クエン酸および酢酸)
平島 円高橋 亮西成 勝好
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 36 巻 3 号 p. 225-233

詳細
抄録
酸味物質(クエン酸および酢酸)を添加してpHを調整したコーンスターチ糊液のレオロジー特性を静的および動的粘弾性測定,顕微鏡観察,固有粘度測定により検討した.糊液の粘度はpHの低下により減少するものど考えられてきたが,酸は基本的にはグルコース鎖を糊液中に溶出させる効果があり,糊液の粘度を増加させることがわかった.酸を過剰に添加しpH<3.5の条件で糊化させた糊液では,グルコース鎖が加水分解されるために糊液の粘度は低下するが,糊化冷却後に酸を添加することによりこれを避けることができた.このようにして調製した糊液の粘度は酸無添加のものよりも高かった.
著者関連情報
© 一般社団法人日本調理科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top