カウンセリング研究
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教職志望者の被援助志向性を規定する要因 ―教育実習場面に焦点をあてて―
田村 修一水野 治久石隈 利紀
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2012 年 45 巻 1 号 p. 29-39

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抄録
本研究の目的は,教育実習における教職志望者の「被援助志向性」を規定する要因について検討することであった。個人の要因として,「会話スキル」「自尊感情」を取り上げた。環境・状況要因として「指導教員の指導力」「協働的風土」「教育実習中の悩み」を取り上げた。日本の教職志望者268名から質問紙を回収した。その結果,(1)男女ともに「自己表現スキル」が高いと認知している教職志望者ほど,「被援助志向性」が高かった。(2)男女ともに「先生との人間関係」に悩んでいる教職志望者ほど,「被援助志向性」が低かった。(3)男性の場合,「学級経営」に悩んでいる教職志望者ほど,「被援助志向性」が高かった。しかし,「児童生徒との人間関係」に悩んでいる教職志望者の「被援助志向性」は低かった。(4)女性の場合,「指導教員の指導力」が高いと認知している教職志望者ほど,「被援助志向性」が高かった。これらの結果に基づいて,教職志望者の「チーム援助」の志向性と遂行能力を向上させるための方策について議論した。
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© 2012 日本カウンセリング学会
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