抄録
本論では、米国ワシントン州の州成長管理制度を分析対象として、広域計画制度運用における計画課題を明らかにした。分析対象は、準司法的行政機関であるCentral Puget Sound Growth Management Hearings Boardに持ち込まれた請願である。分析方法としては、1)単純集計により全体傾向を見る、2)キーワードの相互関連性を見るために分類する、3)2)で得られた分類において特徴的な請願を抽出し定性分析する、である。結果としては、1)請願の中で最も多く取り扱われたのが都市成長区域である、2)都市成長区域の設定に関連してインフラ整備と郊外部のあり方が問われた、3)GMA運用において公共参画が数多く取上げられている、が明らかになった。