都市計画論文集
Print ISSN : 1348-284X
第39回学術研究論文発表会
セッションID: 16
会議情報

総合計画策定過程における計画提案主体の代表性向上手法の検討
板橋区基本構想ワークショップおよび区民意識意向調査を事例に
*樋野 公宏小島 康太朗
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
本研究では、計画提案主体の代表性確保に焦点を当て、総合計画策定過程において多くの自治体で採用されている住民参加手法であるアンケート調査を活用し、計画提案主体が代表性を高めるための手法を実証的に検討した。計画提案主体に対し多数の住民が参加可能なアンケート調査結果を情報提供することで、その関心テーマが全体的視点を獲得する方向に変容することを明らかにし、計画提案主体の代表性向上の可能性を示した。また、以下の実証的知見も得られた。
・当事者数が少なく、アンケート調査ではニーズ把握が困難な項目について、関心の高い市民活動団体から情報提供を行うことで、WS参加者の関心を喚起できた。
・WSについて、参加者の多様な発意を期待して、計画提案に盛り込むテーマを事前に設定しない方式を採用したが、アンケート調査結果で示される住民ニーズを反映したテーマ構成を実現できた。
本研究で用いた、アンケート回答者の関心テーマ分析手法は、多様な分野の施策を体系化する総合計画の策定過程において、住民の意向を把握する有効なツールとなるだろう。
著者関連情報
© 2004 公益社団法人 日本都市計画学会
前の記事 次の記事
feedback
Top