日本都市計画学会中部支部研究発表会論文集
Online ISSN : 2435-7316
買い物施設への寄り道を考慮した保育施設送迎パターンに関する研究
–秋田県秋田市を例に-
鈴木 雄日野 智高橋 真央
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2020 年 31 巻 p. 25-30

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抄録
女性の社会進出、社会情勢の変化により共働き世帯は増加している。そのため、働きながら子育てをする環境が求められている。それに伴い、保育所や認定こども園の施設数は増加している。ただし、地方都市では人口減少や少子高齢化が見込まれ、今後これらの保育施設の統廃合が行われる可能性もある。秋田市では立地適正化計画の目標として、「子育て世代が時間効率メリットを得られる『場』の創出による、子供との時間を大切にできる暮らしの実現」を掲げている。つまり、施設が自宅から近いということだけでなく、移動時間をトータルで考えた時間効率が重要である。本研究では秋田市を対象に、自宅・保育施設・職場・買い物施設の位置関係からみた送迎パターンを明らかにし、それぞれの移動時間や、パターン別の子育てに関する意識について明らかとすることで、保育施設立地の在り方について考える。
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© 2020 公益社団法人 日本都市計画学会 中部支部
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