抄録
人口減少や少子高齢化が深刻化する中, 近年地域活性化に資する人材として「関係人口」が注目されている。現在、地域との良好な関係構築に向けた議論がなされているが、関係人口の定義は曖昧であり、まずはその実態を把握することが重要である。そこで本研究では先駆的事例として飛騨市に着目し、関係人口へのアンケート調査を行った。その結果、以下のことを明らかにした。1) 飛騨市の友人知人の存在や現地活動への参加は、地域愛着や当事者意識に影響する。2) 飛騨市の現地活動は関係人口を継続していくことに寄与する。3) 飛騨市ファンクラブ入会には飛騨市民のアプローチが有効であるが、その際に現地活動を魅力的に伝えることが、その後の関係性深化に影響する可能性がある。