論文ID: 2026-004
【はじめに】Perturbation-Based Balance Training(以下,PBT)は,ステップ反応を改善すると報告されている。ステップ反応が消失した亜急性期後期脳卒中患者に対し,短期集中的にPBTを実践したため報告する。
【症例紹介】症例は左中大脳動脈分水嶺領域の脳梗塞後の80代男性で,第120病日で歩行時にバランスを崩した際に両下肢のステップ反応が出ず,介助を要した。Mini-Balance Evaluation Systems Test(以下,Mini-BESTest)の反応的姿勢制御0点,合計7点であった。PBTを1日1時間,週6日,2週間実施した。
【経過(結果)】Mini-BESTestの反応的姿勢制御4点,合計13点へ改善した。
【考察・まとめ】PBT以外の影響を除去できていないが,亜急性期後期脳卒中患者に対する短期集中的なPBTにより,反応的姿勢制御が改善する可能性が示唆された。