臨床リウマチ
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原著
トシリズマブを使用して臨床的寛解にいたった関節リウマチ3例のMRI所見
窪田 泰浩松井 宣夫菊池 可絵
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2011 年 23 巻 3 号 p. 194-200

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抄録

   関節リウマチ患者3例(56歳,76歳,54歳,全例女性)にトシリズマブ使用前と寛解後に手のMRIを撮影し,それぞれRAMRIS(Rheumatoid Arthritis MRI Scoring System)によるスコアリングをおこなった.
   トシリズマブ使用前の平均DAS28は4.58,平均滑膜炎スコアは6.0,平均骨髄浮腫スコアは22.0,平均骨びらんスコアは29.3であった.トシリズマブを6~16か月使用した後の平均DAS28は2.06,平均滑膜炎スコアは2.7,平均骨髄浮腫スコアは14.0,平均骨びらんスコアは24.7であった.
   トシリズマブを使用し,3例ともMRIで滑膜炎と骨髄浮腫は改善したが,完全には消失しなかった.1例では臨床的寛解を達成してもMRIでは滑膜炎と骨髄浮腫が改善していなかったが,トシリズマブの使用を継続し,臨床的寛解に遅れて,滑膜炎・骨髄浮腫が改善した.

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© 2011 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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