臨床リウマチ
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原著
全身拡散強調MRIが診断の一助となった抗PL-12抗体陽性皮膚筋炎の一例
加藤 愛美藤原 道雄中山 貴博北 靖彦
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2016 年 28 巻 2 号 p. 150-157

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抄録

53歳男性.多関節痛を主訴に受診した.発熱とわずかな皮疹を認めたがCK上昇はなかった.全身検索の一環として行った全身拡散強調MRI検査で筋炎の存在を疑い,局所のSTIRを併用し筋炎の画像診断に至った.抗PL-12抗体陽性が判明し,筋生検の所見とあわせ皮膚筋炎と診断した.抗PL-12抗体陽性筋炎は,本症例のように発熱や関節痛,必ずしも皮膚筋炎に典型的でない皮疹が初期症状であることが多い.また,拡散強調MRIの膠原病領域での有用性を示唆する症例であった.

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© 2016 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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