2020 年 32 巻 1 号 p. 57-60
関節リウマチにおいて,疾患のリスクを総合的に評価し,一定の期間内に低リスク状態に到達させる目標達成型の治療(treat to target; T2T)という考え方が普及し,脊椎関節炎や全身性エリテマトーデスにも広がっている.しかし,画一的な疾患活動性の評価が患者の多様性に十分対応せず,概念と実践の普及の間には乖離が見られる.超高齢社会における臨床評価,生物学的製剤の血中トラフ濃度測定など,T2Tには新たな課題も生じており,多職種が連携したチーム医療の必要性がこれまで以上に高まっている.