臨床リウマチ
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誌上ワークショップ 集学的治療によるT2Tを多面的に再考する
装具やリハビリによるT2Tの支援
林 正春安田 勝彦
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2020 年 32 巻 1 号 p. 61-67

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抄録

 関節リウマチ(以下RA)において,「基礎療法」「薬物療法」「手術療法」「リハビリテーション」は治療の4本柱とされている.近年,生物学的製剤(以下Bio)の導入で,薬物療法の位置づけが大きくなる.その一方で,寛解から重度障害まで病態像が多様化し,リハビリテーション技法についても多面的に再考する必要がある.関節リウマチ治療ガイドライン2014では,関節リウマチの治療に運動療法と作業療法(以下OT)によるリハビリテーションは推奨されている.装具療法,リハビリテーションにおいても,RA治療の基本原則である「目標達成に向けた治療」(Treat to Target: T2T)への支援に向けた取り組み,アウトカム,そして,その可能性を発信することが重要と考える.本稿では,OTの具体的支援となる①スプリント作製②自助具作製③上肢ROM治療④ホームエクササイズ指導の解説,及び,国が進める地域包括ケアシステム構築におけるRAリハビリテーションの課題と対策について述べる.

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© 2020 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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