2023 年 35 巻 3 号 p. 169-176
JAK1を比較的選択的に阻害するフィルゴチニブは,高い臨床効果,関節破壊進行抑制効果,良好な安全性,忍容性を有し,ベネフィット・リスクバランスの良好な薬剤である.また,薬物相互作用が少なく,その使用が患者背景に影響を受けにくい.フィルゴチニブに関する基礎研究,臨床試験の結果は,difficult-to-treat rheumatoid arthritisやrapid radiographic progressionの治療戦略,プレシジョン・メディシン,JAK阻害薬cyclingといったRA診療におけるアンメットニーズを解決していく上でも重要と考えられる.