2024 年 36 巻 1 号 p. 41-46
関節リウマチ(RA)に対する薬物治療の進歩に伴い,RA治療体系における関節手術の意義も大きく変わり,患者主観的評価による身体機能,生活の質の改善が求められるようになってきた.手術介入を考えるときには,患者主観的評価をもとに,その評価の中身を考える必要があり,これが「関節リウマチ診療ガイドライン2020」の非薬物療法,外科的治療アルゴリズムにおける「慎重な身体機能評価」にあたる.よりよい治療を目指すためには,疼痛のみならず,可動域,動作速度といった客観的身体測定値も重要であり,主観的・客観的評価が共に必要である.