臨床リウマチ
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特集 RAに対する整形外科的治療の動向と進歩2023
足部・足関節手術の最近の進歩
矢野 紘一郎
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キーワード: Ankle, Foot, Rheumatoid arthritis, Surgery
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2024 年 36 巻 1 号 p. 32-40

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抄録

 関節リウマチ(RA)による足部足関節障害は,多様な変形や高い重症度を伴うことがある.一度変形してしまった関節は保存治療では修復不可能である.足部の変形は機能障害,つまり歩行能力の低下に直結するため,患者の日常生活動作能力維持のためには変形矯正は重要である.

 RAの総手術件数が減少する中で,我々の施設において過去20年間で唯一有意に手術件数が増加しているのが足部足関節の手術であった.理由としては,患者のニーズが疼痛改善やADL維持から機能改善・QOL改善・整容面改善へと変化してきたこと,足部足関節がRA診療において標準となっている28関節評価に含まれていないこと,手術の技術革新などが挙げられる.

 RA前足部手術は,RA関連手術の中で近年めざましい進歩した手術の一つである.本邦では過去15年ほどで関節非温存手術から関節温存手術へと劇的な変化を遂げた.関節温存手術は中足骨頭を温存するために中足骨骨切り術をおよび軟部組織再建術を併用して行う.関節を温存することで関節非温存手術よりも正常足に近い機能回復を得ることが期待できる.

 足関節破壊に関連する手術として,関節固定術は安定した長期成績が報告されており,多くの施設で第一選択肢とされている.しかし変形性関節症患者に比べて日常生活の活動性が低いRA患者においては,近年TAAも脚光を浴びている.隣接関節にすでに関節破壊を有しているRA患者も多く,可能な限り可動域を温存することはRA治療において重要だと考える.

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© 2024 一般社団法人日本臨床リウマチ学会
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