2026 年 38 巻 2 号 p. 99-108
目的:薬物療法が進歩した現在,内科リウマチ医がどのような場面で整形リウマチ医に診療を依頼しているのかを明らかにする.
対象・方法:筆頭筆者(内科リウマチ医)に現在外来通院中で整形リウマチ医に紹介した患者の,年齢,性別,疾患名,罹病期間,紹介内容と結果を調査した.
結果:111例(男性26例,女性85例),年齢68.2±13.5歳,罹病期間12.8±11.0年,基礎疾患は関節リウマチ(RA)85例,リウマチ性多発筋痛症6例,全身性エリテマトーデス5例,乾癬性関節炎4例,その他11例であった.上肢については,指腱断裂手術:3例,指関節手術:14例,うち2例は,化膿性手関節炎,化膿性屈筋腱腱鞘滑膜炎での緊急手術,屈筋腱腱鞘内ステロイド注射:6例,ばね指手術:9例,肩関節内ステロイド注射:2例,肘関節手術:4例,上腕骨骨折:2例,下肢については,人工股関節全置換術:1例,人工膝関節全置換術:7例,膝関節内遊離体(関節ねずみ)手術:1例,脛骨内骨嚢胞手術1例,足趾形成術:5例,膝関節内ステロイド,ヒアルロン酸注射:8例,大腿骨非定型骨折:1例であった.その他,Seronegative症例の診断(関節エコーを含む):25例,リウマチフレイル入院:20例,腰椎圧迫骨折:5例,その他19例であった.
結語:RAの治療では内科医と整形外科医とのタッグを組んだチーム医療が必須である.