日本作物学会中国支部研究集録
Online ISSN : 2433-2968
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エテホン処理がコムギ 2 品種の稈の糖含有率および収量性に及ぼす影響
高橋 肇
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1999 年 40 巻 p. 50-51

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抄録
北海道育成品種ハルユタカは、山口県で栽培すると九州育成品種ダイチノミノリと比べて、高い全乾物重を示すものの、収穫指数が低く、子実収量も低かった(第1表)。さらに、北海道で栽培した場合と比べても、稈長が高く、収穫指数が著しく低かった。そこで、本試験では、コムギの稈長を短縮して稈の貯蔵糖分含有率を高める効果が明らかとなっている植物成長調整剤エテホンをコムギ葉面に散布し、ハルユタカの稈長を短縮して、稈の貯蔵糖分含有率を高め、さらには子実収量を高めることができるのかについて調査・検討した。
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© 1999 日本作物学会中国支部
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