抄録
本研究は、認知症高齢者のH グループホームで、2023 年2 月から月1 回のペースで実践
してきたわらべうた遊びを基軸とした音楽活動で見られたスタッフや入所者の変容と、
「地域連携室」の責任者へのインタビューを基に地域と学校との連携の今後の課題等を明
らかにすることを目的とする。その結果、わらべうた遊びを基軸とした音楽活動は、参加
者同士のコミュニケーションを円滑にすることに有効に機能し、その場に応じた即興的な
参与型のパフォーマンスが生まれていたことが考察された。
学校教育との連携については、H グループホームの運営者へのインタビューから、「どう
したらよいかを一緒に考えて行く」という姿勢、保護者への理解を促すための言語化やエビ
デンス、安全性といった課題の提案があった。