大阪音楽大学研究紀要
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大阪音楽大学におけるイタリア語習熟度クラス
谷口 真生子
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2024 年 62 巻 p. 82-95

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抄録
大阪音楽大学では、必修の外国語科目は同言語の8 単位を、短期大学部では2 単位を 取得することが必要である。外国語は学部では英語、ドイツ語、フランス語とイタリア語の 4 言語、短期大学部では英語、ドイツ語とイタリア語の3 言語から選択可能である。英語は 習熟度別のクラス分けを実施しているが、他の初習外国語科目は、入学時に習い始める言語 であるため、習熟度別にする必要はないように思えていた。ところが年々、1 年次の後半で 見えてきたレベル差がさらに目立ってきたため、2018 年度から、ドイツ語とイタリア語の 2 年次の文法クラスで習熟度別のクラスを実施し始めた。
 初めの年は手探り状態で、2 年目からは順調に滑り出したように見えたが、新型コロナの 影響を受け、試行錯誤の状態となった。
 本稿では、2018 年度から2022 年度までの、イタリア語の習熟度別クラスに関する検証 を行い、初習外国語の習熟度別クラスを中心として、イタリア語学習についての現状や問題 点を絡めて考察する。
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© 2024 学校法⼈ 大阪音楽大学
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