Drug Delivery System
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特集 “皮膚バリア機能と皮膚を介するDDSの進歩” 編集 : 杉林堅次
皮膚適用製剤の現状と展望
Globalな視点から
渡邉 哲也
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2007 年 22 巻 4 号 p. 450-457

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抄録
最近,経皮吸収型製剤の開発は経皮吸収性にすぐれていることや剥離後の副作用の回避が出来るという利点だけでなく,臨床の必要性と明確な利点が重要視されている.たとえば,麻薬鎮痛薬のフェンタニルや気管支拡張薬のツロブテロール,そして尿失禁薬のオキシブチニンなどである.また,臨床で求められている製剤を開発できれば,経皮吸収型製剤は経口製剤と同様にglobalな展開が可能であると考えられる.
そこで,本稿においてTTS製剤の利点や臨床の必要性について説明する.
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© 2007 日本DDS学会
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