Drug Delivery System
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特集 “ライブイメージングを利用した細胞・生体の機能解析”  編集:樋口ゆり子
細胞内mRNAの選択的蛍光標識とイメージングによる細胞機能解析
船津 高志
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2016 年 31 巻 2 号 p. 110-118

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抄録
生物の機能と分子メカニズムを解明するうえで、mRNAのイメージングは重要な役割を果たす。ここでは、アンチセンス核酸プローブやRNA結合タンパク質などを用いたmRNAの選択的蛍光標識法とイメージング法を紹介し、さらに、これを利用してmRNAのダイナミクスを解析した例を2つ紹介する。1つ目の研究例として、ストレス顆粒内のmRNAのダイナミクスを観察した。COS7細胞のmRNAをpoly(U)22 2'-O-methyl RNAで蛍光標識した後、亜ヒ酸によるストレスを負荷してストレス顆粒を形成させ、内部のmRNAのダイナミクスをFRAPにより解析した。2つ目の研究例として、ニワトリ胚線維芽細胞内のβ-actin mRNAをMS2-GFPで蛍光標識し、1分子のβ-actin mRNAの運動を解析した。
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© 2016 日本DDS学会
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