Drug Delivery System
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特集 “DDSを支える高分子 ―ポリエチレングリコール―”  編集:長崎幸夫
医薬品開発のためのPEG材料設計
池田 豊
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2016 年 31 巻 4 号 p. 268-274

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抄録
PEG化技術はこれまでにさまざまな医薬品開発に用いられてきたが、その効果としては、1)薬剤の分子量が大きくなることで腎排出を抑制し、薬剤の体内動態を改善する、2)酵素による分解を防ぐ、3)不溶性化合物・タンパク質が可溶化する等があげられる。これまでに小分子薬剤・タンパク質・核酸・ナノ粒子等がPEG化され、そのうちのいくつかは医薬品として認可されている。
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© 2016 日本DDS学会
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