抄録
アカデミア発の新規技術を企業化・実用化する際に立ちはだかる「死の谷」に虹の架け橋を築くためには、「(技術の)独自性、革新性、妥当性」、「(データの)再現性、信頼性」、「(海外含む)特許戦略(知的財産の確保)」、「資金調達」、「組織的支援」、「オープンイノベーション・研究ネットワーク(人脈)の活用」がキーポイントとして浮かび上がる。これらの1つでも欠如する場合には実用化は困難であると思われる。日本DDS学会は学問的にも組織的にもいろいろな領域をまたいだ団体でもあるので、ぜひ、本学会の「研究ネットワーク(人脈)」も活用していただきたい。