Drug Delivery System
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DDS製品開発の最前線
原発性腋窩多汗症治療剤ラピフォートワイプ2.5%の開発
實川 真弓
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2023 年 38 巻 3 号 p. 246-249

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抄録

ラピフォートワイプ2.5%(本剤)は、2022年1月に承認されたグリコピロニウムトシル酸塩水和物を有効成分とする国内初のワイプ製剤であり、米国Dermira社が開発したQbrexzaの処方を一部変更したものである。本剤は薬液を含浸させた不織布を1日1回両腋窩に適用して、発汗を抑制する原発性腋窩多汗症治療剤である。Qbrexzaと同等の皮膚透過性および製剤安定性を維持しつつ、消防法危険物に該当する薬液を非危険物となるようにした。不織布は薬液との反応性、吸水性および使用感を、アルミ分包は室温3年の品質および優れた開封性を達成させた。本剤の開発の経緯および臨床試験成績について紹介する。

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© 2023 日本DDS学会
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