Drug Delivery System
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特集 “進撃のDDS:新しいフロンティアを切り拓け” 編集:安永正浩
バイスペシフィック抗体開発におけるModeling & Simulation(M&S)の活用
辰野 正浩
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2025 年 40 巻 1 号 p. 15-24

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抄録
従来の抗体は、1種のエピトープまたは抗原(ターゲット)に結合し効果を発揮する。一方で、2種のターゲットに結合するバイスペシフィック抗体の開発が加速している。また、医薬品開発において、モデリング&シミュレーション(M&S)が、開発戦略に組み入れられている。M&Sは、社内の意思決定ツールとして利用され、情報公開されることは少なかった。近年では、バイスペシフィック抗体で、M&Sを活用した初回投与量設定、曝露反応関係、副作用回避の用法用量設定等の論文等も報告されている。本稿では、2種の開発品についてM&Sの目的、既存データの活用方法等の事前準備に重点を置き紹介する。
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© 2025 日本DDS学会
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