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臨床応用されているDDS
GISTに対するSTI571(imatinib)の効果—消化器腫瘍に対する分子標的治療の可能性—
水沼 信之
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2003 年 18 巻 5 号 p. 453-458

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抄録
近年, GIST(gastrointestinal stromal tumor)に対する新規分子標的治療薬STI571(imatinib mesylate, Gleevec)の有効性が証明された. GISTは比較的新しい概念で, 消化管壁に発生する間葉系腫瘍のうちKITが発現した腫瘍と定義できる. STI571の単剤での奏効率は147例中FR53.7%, SD27.9%と画期的であった. 副作用は従来の抗がん剤より軽度で, 浮腫, 吐気, 嘔吐, 下痢, 腹痛, 疲労, 好中球減少, および発疹が認められた. STI571を嚆矢としてさまざまな分子標的治療剤が試みられており, 癌治療の中心となることが期待される.
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