日本皮膚科学会雑誌
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ヘルペス脳炎が疑われたCNSループスの1例
横関 博雄, 音山 和宣, 片山 一朗, 衛藤 光, 西岡 清, 西山 茂夫, 畑 隆志, 新井 春枝
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1991 年 101 巻 8 号 p. 837-

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抄録
蝶形紅斑を初発症状とし,経過中中枢神経障害,膜性腎炎,視神経炎,漿膜炎,肝障害,など多彩な全身症状を呈した全身性エリテマトーデス(SLE)の男子の1例を経験した.当初,神経運動発作様の■■発作,髄膜刺激症状,意識障害を主症状として認め,MRIにて側頭葉領域に左右対称性の高信号域,脳波で側頭葉に徐波化が認められた点などヘルペス脳炎に特徴的な所見を認めたためヘルペス脳炎の合併が疑われたが,ウイルス学的検索によりヘルペス感染を証明しえなかった点,アシクロビルに反応せずメチルプレドニゾロンによるパルス療法が著効を奏したこと,SLEの活動性に一致して神経症状が推移した点等よりCNSループス(中枢神経症状を合併したSLE)と診断した.またヘルペス脳炎とCNSループスの鑑別点に関して若干の考察を加えた.
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© 1991 日本皮膚科学会
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