日本皮膚科学会雑誌
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StageⅣ悪性黒色腫に対するDacarbazine,ACNU,Cisplatin,Tamoxifen併用化学療法
山﨑 直也, 山本 明史, 和田 隆, 石川 雅士
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1999 年 109 巻 13 号 p. 2123-

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抄録
StageⅣ悪性黒色腫13例に対して,dacarbazine(DTIC),ACNU,cisplatin(CDDP),tamoxifen(TAM)を併用した化学療法を行い,その臨床効果について検討した.13例中6例は,第1日にcisplatin85mg/m2点滴静注,第2日にACNU60mg/m2・静注,第2日から第5日までDTIC160mg/m2を4日間,総量640mg/m2)静江または点滴静注し,tamoxifen20mg/日を第1日から連日内服する方法(cisplatin1回法)で,残りの7例は第1日から第3日までcisplatin25mg/m2を3日間,総量75mg/m2及びDTIC220mg/m2を3日間,総量660mg/m2点滴静注,第1日にACNU60mg/・を静江し, tamoxifen20mg/日を第1日から連日内服する方法(cisplatin3分割法)で治療を行った.13例中1例にcomplete response(CR),6例にpartial response(PR)が得られ,奏効率は54%(CR率8%)であった.投与法別には,cisplatin1回法において6例中3例にPRが得られ,奏効率50%,cisplatin3分割法において7例中1例にCR,3例にPRが得られ,奏効率57%といずれの方法においても奏効率が50%以上という良好な成績であった.転移部別には,肺とリンパ節に高い効果が認められたが,従来,治療に抵抗性であった肝転移に対してもCRが得られた.薬物有害反応(副作用)は,悪心・嘔吐,骨髄抑制が高頻度に認められ,特に骨髄抑制については高度に白血球,血色素,血小板が減少する症例があり,注意深い経過観察が必要であった.本療法は,StageⅣ悪性黒色腫に対して高い奏効率を示し,現在,最も有効な化学療法と考えられる.
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© 1999 日本皮膚科学会
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