日本皮膚科学会雑誌
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速報的小論文
ゲフィチニブ(イレッサ®)により生じた皮膚病変
井上 多恵小原 美子米田 耕造輪湖 雅彦安齋 眞一眞鍋 求
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2003 年 113 巻 6 号 p. 995-998

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抄録
74歳,男性.肺癌の治療のために選択的上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害剤であるゲフィチニブ(イレッサ®)を1日当たり250mgの内服を開始した.10日後より顔面の脂漏,紅斑,下肢の乾燥,これに続いて2週間後より顔面,前胸部,背部,上腕部の痤瘡様皮疹,乾燥が生じた.ゲフィチニブを内服している患者は,痤瘡様発疹をはじめとする皮膚病変を高率に合併するので,その発症を念頭に置いて経過を観察する必要がある.
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© 2003 日本皮膚科学会
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