日本皮膚科学会雑誌
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原著
pegylated interferon alfa-2b とリバビリン併用療法中の C 型慢性肝炎患者に発症したサルコイドーシス
新山 奈々子菅谷 和江山内 眞義
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ジャーナル 認証あり

2007 年 117 巻 2 号 p. 159-162

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抄録
34 歳,ジャマイカ人男性.C 型慢性肝炎の治療として,pegylated interferon alfa-2b とリバビリンの併用療法を開始したところ,内服開始2 カ月後に体幹,四肢に小指頭大の結節が出現してきた.皮膚病理組織像より結節型サルコイドーシスと診断した.胸部CT にて両側肺門リンパ節腫脹,眼科診察にて両眼のぶどう膜炎を認めた.プレドニゾロンの内服にて諸症状は速やかに改善した.
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© 2007 日本皮膚科学会
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