土浦協同病院
2020 年 130 巻 11 号 p. 2361-2366
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レンサ球菌は,小児の扁桃炎など日常診療で頻繁に遭遇する細菌である.基本的にペニシリンが奏効するので治療に困ることは少ない.しかし,時に致死的となりうる劇症型レンサ球菌感染症や壊死性筋膜炎を引き起こす.現代でも,軽症の感染症を起こす菌群と重症の感染症を起こす菌群の根本的な差異はわかっていない.本稿ではレンサ球菌による代表的な皮膚軟部組織感染症である丹毒・蜂窩織炎,そして壊死性筋膜炎について概説する.
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