新松戸中央総合病院
虎の門病院
2024 年 134 巻 2 号 p. 289-295
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尋常性痤瘡治療ガイドラインでは抗菌薬の適正使用を推奨しているが,近年薬剤耐性アクネ菌の検出率が増加している.痤瘡患者を対象としたレセプトを用いた調査では,依然として外用・内服抗菌薬が治療の主体であり,再診率や維持療法移行率が低い結果であった.薬剤耐性菌回避のためには,抗菌薬の単独使用の回避と確実な維持療法へ移行が望まれる.また,集簇性痤瘡などの難治性の痤瘡への抗菌薬長期投与を防ぐために,有効性の高い新規治療の確立が必要である.
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