日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
円形脱毛症の病態生理的研究 第2報 円形脱毛症病巣の自律神経機能状態について
升水 達郎
著者情報
ジャーナル 認証あり

1961 年 71 巻 10 号 p. 1091-

詳細
抄録
円形脱毛症の原因論は伝染説,病巣感染説,神経説,内分泌障碍説,情動(emotion)障碍説などに大別され,今日なお定説をみない.実験的根拠を有する説としては1886年Max Josephが猫の頚部後根神経節を切除して,その神経支配域に人の円形脱毛症と類似した脱毛を起さしめたのが最初である.
著者関連情報
© 1961 日本皮膚科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top