熊本大学医学部皮膚科泌尿器科教室
1961 年 71 巻 5 号 p. 524-
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
急性播種状紅斑性狼瘡(以下SLEと略)は特異な病像を呈する予後甚だ重篤な疾患として可成り古くより多数の学者により検索されて来たが,現在猶難解な皮膚疾患の一つである.最近下垂体副腎皮質ホルモン製剤が臨床各分野に汎く応用され,周知の如く顕著な効果を挙げているが,本疾患に対しては未解決の点が多い.我々は最近経験したSLE中臨床経過を観察し,剖検することの出来た4例について茲に報告する.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら