日本皮膚科学会雑誌
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皮膚疾患における脂質蛋白代謝の研究 第1報 血清脂質蛋白について
中島 嘉四雄
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1964 年 74 巻 3 号 p. 121-

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抄録
脂質蛋白は1929年,Macheboeufにより始めて馬血清より分離されて以来,その存在と分離法が諸家の注目するところとなり,1941年,Blix,Tiselius及びSvenssonは電気泳動法によつて得られた蛋白分劃を分析して,血清脂質の大部分(コレステロール,燐脂質,中性脂肪)はα及びβグロブリン分劃に含れることを報告した.現在血清脂質のすべては蛋白質と結合して,脂質蛋白を形成して血中に存在することは一般的な考えとなつており,臨床的には主として,濾紙電気泳動法が血清脂質蛋白の分劃に使用せられ,β分劃:α分劃比(脂質蛋白指数)が疾患の診断,経過及び予後の指標として重要視されているが,皮膚科領域においては森田の報告以外かかる検索は殆ど行なわれておらず,従来の報告の多くはいずれも乾癬,脂漏性湿疹に関する断片的な記載に過ぎない.よつて,著者は健常人並びに各種皮膚疾患について濾紙電気泳動法を用いて血清脂質蛋白,燐脂質及び総脂質の測定を行ない,脂質蛋白指数を中心に二,三の検討を試みたのでここに報告する.
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© 1964 日本皮膚科学会
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