日本皮膚科学会雑誌
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尋常性魚鱗癬病巣皮膚の色素の研究
山谷 芳郎
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1966 年 76 巻 12 号 p. 717-

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抄録

尋常性魚鱗癬病巣の皮膚は,肉眼的にしばしば暗褐色ないし黒褐色を呈するにもかかわらず,その角質層を剥離するとほとんど健康皮膚と同色調に変ずることから,本疾患の色調を形成する要因は角質層内に存するものと考えられている.該色素はつとにメラニン,あるいはメラノイドと云われているとはいえ,その本態の究明はいまだ詳細をつくしたとはいいがたい.よつて著者はこの色素の本態を組織学的並びに化学的に検討し,あわせて鱗屑着色の発現機序の検討を企てた.以下にその成績を記したい.

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© 1966 日本皮膚科学会
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