日本皮膚科学会雑誌
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境界線の皮膚に及ぼす影響 第2編 動物実験的研究
岩下 恭三
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1967 年 77 巻 1 号 p. 16-

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抄録
余は第1編において人につき境界線の正常皮膚,皮膚反応,皮膚機能,末梢並びに照射局所白血球像への影響,更に皮膚疾患の治験につき記したが,ここでは家兎で実験した成績について述べる.やはり正常皮膚に対する肉眼的,組織学的,又DNA,RNA,glycogenの組織化学的影響を検索し,人との相違を明らかにすると共に,人では実施困難な過量照射の場合についても追究し,更に創傷皮膚,クロトン油皮膚炎皮膚に及ぼす影響を検討した.動物実験的に正常皮膚への組織学的影響は既往にもBucky初め二,三の文献がみられるが,表皮の核酸或いはglycogen代謝に及ぼす影響については武者のDNAに關する業績がみられるにとどまり,他方創傷皮膚,クロトン抽皮膚炎皮膚への影響についてもその知見は後述の如く極めて寥々たるものであつたからである.使用した装置は第1編と同様であり,被検動物はすべて一定期間一定食により餌育した白色成熟雄家兎である.
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© 1967 日本皮膚科学会
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