日本皮膚科学会雑誌
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皮膚,特に真皮・付属器におけるSH基,S-S結合の分布,挙動について-DACMを用いた新しい組織化学的染色法-
種田 明生
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1980 年 90 巻 8 号 p. 665-

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抄録
SH 基特異蛍光試薬 DACM を用い真皮及び毛,皮脂腺,汗腺等皮膚付属器における SH 基, S-S結合の分布及びその程度を検索し,既に報告した表皮における挙動と比較検討した. 毛皮質では毛球部にSH基が豊富だが S-S 結合は存在せず,いわゆる keratogenous zone で S-S 結合が急激に出現し,この部で角化に必要な重要な生化学的機転が行なわれている事を示唆する.上部の毛では SH 基はかなり減少し豊富な S-S 結合化が観察される.又外毛根鞘では SH 基に富むものの S-S 結合化は起っていない.汗腺,脂腺,立毛筋の SH 基は表皮 living 部と同程度に存在し S-S 結合はほとんど存在しない.真皮では弾力線維或いはコラーゲンと思われる部に S-S 結合が僅かに存在する.
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© 1980 日本皮膚科学会
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