日本皮膚科学会雑誌
Online ISSN : 1346-8146
Print ISSN : 0021-499X
ISSN-L : 0021-499X
90 巻 , 8 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 1980 年 90 巻 8 号 p. 664-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
  • 種田 明生
    1980 年 90 巻 8 号 p. 665-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    SH 基特異蛍光試薬 DACM を用い真皮及び毛,皮脂腺,汗腺等皮膚付属器における SH 基, S-S結合の分布及びその程度を検索し,既に報告した表皮における挙動と比較検討した. 毛皮質では毛球部にSH基が豊富だが S-S 結合は存在せず,いわゆる keratogenous zone で S-S 結合が急激に出現し,この部で角化に必要な重要な生化学的機転が行なわれている事を示唆する.上部の毛では SH 基はかなり減少し豊富な S-S 結合化が観察される.又外毛根鞘では SH 基に富むものの S-S 結合化は起っていない.汗腺,脂腺,立毛筋の SH 基は表皮 living 部と同程度に存在し S-S 結合はほとんど存在しない.真皮では弾力線維或いはコラーゲンと思われる部に S-S 結合が僅かに存在する.
  • 木造 敬, 加藤 光子, 上杉 孝, 神保 孝一
    1980 年 90 巻 8 号 p. 677-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    口唇に悪性黒色腫(Acral mucosal Ientiginous mailgnantmalanoma, Level 4, Stage I)の発生をみた Werner 症候群の典型例を報告した. Werner 症候群への悪性腫瘍の合併は比較的多い.著者らは文献的に26例の悪性腫瘍合併例を集積し得たが,悪性黒色腫の合併は本邦で極めて高く,本邦における悪性腫瘍合併例の半数を占めた. Werner 症候群における悪性腫瘍の発生については,本症候群と老化現象との関係が重視されている.これは本症候群の病因論とも関係することであり,本症候群患者皮膚の線維芽細胞の培養における近年の知見を概説した.また,悪性黒色腫の合併については,i)慢性的機械的刺激 ii) hypermelanosis の存在,iii)本邦で悪性黒色腫の acral part への発生が一般に多いこと,以上3点を発生病因または誘因として考えた.
  • 松島 伊三雄, 長村 洋三
    1980 年 90 巻 8 号 p. 687-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    C14標識,非標識のニコチン酸(NA),同メチル(MN),同ブチル(BN)を諸液状基剤(水,オリーブ油,エタノール,プロピレングリコール)に溶解した溶液をヒト切除皮膚(表皮,真皮,皮下組織を除去した全層皮膚)および生体皮膚表面に滴下し,前者(in vitro試験)における透過量,後者(in vivo 試験)における紅斑発生所要最小有効濃度を測定する方法により下記の成績を得た, 1)全層皮膚の透過量の成績は真皮の透過性にも左右されるため,表皮膜透過量の成績と異なる結果をみた. 2)表皮膜の透過は BN, MN のような脂溶性物質が,真皮の透過はMNのような水・脂溶性物質が優れていた. 3)イヒ学物質の皮膚への移行には,物質と液状基剤の親和性が多分に関係し,親和性が著しく大であると移行量が小となる傾向が認められた. 4) in vivo 試験でも 3)と同様の成績を得た. 5)皮表を予め水で浸漬した場合,オリーブ油基剤の MN および BN の表皮膜透過量,NA の表皮膜への移行量増大が認められた.但し水基剤では水浸漬の明かな影響をみなかった. 6)in vivo 試験でも皮表を予め水で浸漬すると,オリーブ油基剤の MN, BN は紅斑発生所要濃度の明かな低下をみた.
  • 園田 民雄
    1980 年 90 巻 8 号 p. 701-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    母斑細胞母斑の臨床的ならびに組織学的観察,とくにその natural history についての研究の一環として,著者は母斑細胞母斑の組織中にみられる脂肪細胞様変性について,各種染色を施行し,光顕的に母斑細胞から脂肪細胞様変性への移行過程を示す所見が認められること,電子顕微鏡的観察で,脂肪細胞の周囲の母斑細胞の細胞質内に大小の脂肪滴が認められることから,母斑組織中にみられる脂肪細胞様変性は,母斑組織中に存在する類脂質とくに Cerebroside に近いものが母斑細胞巣の変性とともに,中性脂肪へ変化したものと推定した.
  • 斉藤 隆三
    1980 年 90 巻 8 号 p. 719-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    Purpura pigmentosa progressiva (Angiodermatitis)に含まれる疾患の相互の異同を論ずるにあたり,その臨床像と病理組織学的所見との対応について検討した.臨床形態を詳細に観察すると次の5つの型に分けることができる.すなわち,類円形斑状皮疹型,不規則斑状皮疹型,点状出血集簇型,環状皮疹型,びまん性型である.病理組織学的所見では,真皮乳頭下血管の拡張とリンパ球を主とする慢性炎症性細胞浸潤および毛細血管からの出血をみる群,乳頭下血管の壁の肥厚と蛇行,毛細血管の拡張をみ,出血と共にリンパ球,組織球の浸潤をみる群,および真皮乳頭層の浮腫ないし惨出が強く,血管内皮細胞の腫脹,リンパ球を主とする慢性炎症性細胞浸潤がみられ,出血と共に表皮の浮腫性変化が強くみられる群の三つの群に分けられる.この病理組織学的所見と臨床形態とを対応させると,類円形斑状皮疹型と不規則斑状皮疹型とは区別されるものと考える.また,本症には色素沈着を伴うととが臨床的特徴の一つとなっているが,これは出血に伴うヘモジデリンの沈着以外に表皮基底層でのメラ二ンの増加も加わっていると考えられる.
  • 斉藤 隆三
    1980 年 90 巻 8 号 p. 727-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    第1編にて示された臨床形態からみた皮疹の経過および予後について調査した. Angiodermatitis の予後についての報告は少なく,一般に慢性に経過するとされている.自験例をみると,比較的短期間で治癒する例や年余に渡る例などがあるが,経過中に一つの臨床形態から別の臨床形態へ移行することはみられず,再発例では,初めの皮疹と同様の臨床形態として認められた.そして,びまん性型,環状皮疹型の症例は治癒し,類円形斑状皮疹型では治癒例が多いのに比し,不規則斑状皮疹型では未治癒例が多い.これは静脈瘤合併の有無とも関係すると考えられる.従って,Schamberg 病と Majocchi 病とは区別しておきたいと考え,また,その経過にも若干の差があるものと思われる.
  • 吉江 治彦, 酒井 康弘, 山路 和彦, 井上 憲昭, 上野 エリ子, 近藤 清彦, 岩本 奈津
    1980 年 90 巻 8 号 p. 733-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    皮膚生検組織内に LE 細胞とヘマトキシリン体か見出された SLEの39歳男性例を報告した.自験例は多彩な臨床症状を呈す重症例で,顔面,側胸部,四肢に多型紅斑様の皮疹が散在していた.皮膚生検は,不十分であるが,既にステロイド剤が投与されてから10日目に右肘頭部紅斑より施行した.組織像は特異であり,真皮全層から皮下組織の血管と周辺結合織の顕著な変性・壊死を示し,多くの核破片を伴うリンパ球,組織球,好中球よりなる炎症性細胞浸潤がみられ,これらに LE 細胞とヘマトキシリン体が混在していた. in vivo LE 細胞は稀な現象であり,通常体腔液で発見されることが多く,皮膚生検組織内に見出されたことは,過去において1例の報告がなされているにすぎない.
  • 青木 敏之, 久志本 東, 古林 栄次郎, 大櫛 陽一, 秋元 隆道, 堀古 民生, 藤田 益子
    1980 年 90 巻 8 号 p. 737-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
    手背に貼付けた歪計に発生する電流の記録を電算機処理することによって夜間の手の掻時間を速かに算出する方法を考案した.
  • 1980 年 90 巻 8 号 p. 741-
    発行日: 1980年
    公開日: 2014/08/21
    ジャーナル 認証あり
feedback
Top