日本皮膚科学会雑誌
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マウス接触過敏症におけるsuppressor cellの膜表面の性質について
石井 則久池澤 善郎永井 隆吉奥田 研爾
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1981 年 91 巻 2 号 p. 143-

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抄録
A/Sn と BALB/c マウスを用いた DNFB(2.4―dinitrol-fluorobenzene)の接触過敏症において, DNP-LC (2.4-dinitrophenyl-modifiedlymphoid cell)によって誘導される syninduced suppressorcell の膜表面の性質について transfer の系を用いて検討した. Suppressor cell を種々の抗血清(抗 Thy-1.2, 抗 I-J,抗 Lyt-1.2, 抗 Lyt-2.2)処理後 recipient マウスに transfer を行うと,抗 Thy-1.2, 抗 I-J. 抗 Lyt-2.2 血清処理によって抑制は消失したが,抗 Lyt-1.2血清処理では抑制は除かれなかった.これらより,この suppressor cell は I-J+ Lyt-1- 2+ 3+ の T 細胞であることがわかった.またこの suppressor cell は nylon wool に付着性であり, Fc receptor をもっておらず,さらに DNP-membrane binding receptor をもっていることもわかった.
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© 1981 日本皮膚科学会
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